「戸塚ヨットスクール事件」で時代のヒーローから一転、希代の悪役となった戸塚宏校長の今。平成ニッポンが抱えるジレンマを圧倒的な迫力で突きつける。モントリオール世界映画祭招待作品。
公式サイト三重県四日市市。美しかったあの空を奪ったのは誰? 公害裁判へ立ち上がった人々と、40年にわたり写真とペンで彼らを支えた記録人・澤井余志郎の魂の物語。日本民間放送連盟最優秀賞を「セシウムさん事件」で受賞を辞退した作品。
公式サイト「オウム真理教事件」「和歌山毒カレー事件」「光市母子殺害事件」などを担当する弁護士・安田好弘の生き様。見る前と後では世界が確実に違って見える究極の一本。
公式サイト清流を遮る「長良川河口堰」。建設をめぐり推進・反対が激しく対立するが国策は止まらない。公益とは? 民意とは? 現代日本の構造的な難問を鮮烈に描く。
公式サイト独房から無実を訴え続ける死刑囚・奥西勝を日本映画界の至宝・仲代達矢が演じる。本作は映画とジャーナリズムが日本の司法の根底に突きつける異議申立。
公式サイト「退学球児に再び野球と勉強の場を」と謳ったNPO。でも何かがおかしい…。賛否両論、毀誉褒貶。ドキュメンタリーの可笑しさと真の恐ろしさが凝縮された怪作。
公式サイト式年遷宮をめぐる旅人は、女優・樹木希林。「自分の身を始末していく感覚で毎日を過ごしている」そう語る希林さんの人生初めてのお伊勢参りのロードムービー。
公式サイト実録じゃなくて、これはホンモノ! ヤクザの世界でキャメラが廻る。社会と反社会、権力と暴力、ヤクザと人権? 強面たちの知られざる日常からニッポンの淵が見えてくる。
公式サイト釈放された袴田巌と獄死した奥西勝。冤罪を訴え続けたふたりの死刑囚とその家族の人生から、「法治国家」ニッポンの司法が裁いた、否、犯した罪を問い詰める。
公式サイト建築家の津端修一さん(90歳)と妻の英子さん(87歳)。四季折々のふたりの暮らしから、この国がある時代に諦めてしまった本当の豊かさへの深い思索がはじまる。
公式サイト決定的な物証の不在、自白の信憑性、二転三転した村人たちの供述…。戦後唯一、司法が無罪からの逆転死刑判決を下した名張毒ぶどう酒事件の謎に迫る渾身のミステリー。
公式サイト果たして今のテレビにレゾンデートルはあるのか? 東海テレビが自社の報道部にカメラを入れた毀誉褒貶激しい「問題作」。薄っぺらいメディアリテラシーはもうたくさん!
公式サイト2007年の名古屋闇サイト殺人事件発生直後から取材を続けてきた東海テレビが、記録映像とドラマによって事件の背景、被害者と加害者それぞれの人生を描き出す。
公式サイト18歳の被告を「死刑にしろ、弁護不要」と熱狂する世論。鬼畜とバッシングされた弁護団の内側にカメラを入れ、社会の深層を照射してみせたマスターピース。
はたして犯罪被害者は、みな加害者の極刑を求めているのか…。最愛の肉親を殺害された3人への取材が遺族の多様な思いと死刑制度の現実を明らかにしていく。
日曜以外は夜遅くまで働く。食事も外へは出ず、執務室で昼と夜、愛妻弁当…。日本ではじめて現役の裁判長に長期密着し、その肉声と裁判所内部の様子を映し出す。
裁判員裁判の導入前夜、日本ではじめて検察庁内部の長期密着取材を敢行。「公益の代表」たる検事たちの知られざる姿を映像化。検事の濃紺の風呂敷の中身とは?
山奥の工房で福祉用具の開発を続ける「三河のエジソン」こと加藤源重さんと、彼を支える信子夫人の物語。女優・宮本信子が、信子夫人の一人称で優しく語る。
バイク事故で片脚を失った若きスキーヤーが2010年バンクーバー・パラリンピックに挑んだ4年間の轍を養母が描きためた絵日記に重ねて辿るスポーツ・ドキュメンタリー。
中部国際空港建設の対岸。反対していた伊勢湾の埋め立てに合意の調印をした直後、野間漁業協同組合会長からふいにこぼれた涙…。豊穣の海を守ろうと闘い続けた漁師たちの記録。
推進と反対に村が割れた徳山ダム建設。平成の市町村合併にまぎれ、行政は付け替え道路の約束を反故に。故郷を奪われ、道まで奪われた村民の断ちえない怒りを写しとる。
「季節が流れる、城寨が見える」。アントニ・ガウディが亡くなったのは1926年。刻々と変わりゆく時代を背景に、いまなお成長するサグラダ・ファミリアとランボーの詩が重なる。
この国の臓器移植はどうなっていくのか? 愛知県の移植医療の現場を見つめ、ドナーとレシピエント双方の視点から、日本人の死生観と移植医療の将来を考える。
名古屋駅西にある小児科医院で、長年、下町の地域医療を担ってきた水野康子医師。独居する老人たちとのおしゃべりから、少子高齢社会の実相が見えてくる。
岐阜県東白川村、人口3,000人。戦後50年という年に、村の古老たちが平和祈念館に収めるために戦争関連の遺品を収集していた。半世紀たった山里で戦時品が語りだす。
2018年9月に亡くなった女優・樹木希林。晩年の希林さんは「地方の恵まれないローカル局」と呼び親しんだ東海テレビのクルーと40日間を超える旅をしていた。その足跡を娘の内田也哉子さんと巡る。伊勢、静岡、長野、そして、京都へ。見えない力に導かれるように、希林さんが遺した「謎」にふれる。
名古屋市長“河村たかし”とは何者なのか? 大村知事のリコール署名偽造事件をめぐり、署名活動に積極的に関わった河村市長の責任が問われている。そんな中、河村市長は4期目の当選を果たす。2021年4月に行われた名古屋市長選挙に密着しながら、真の民主主義を問う。